2016年07月16日

自分の身の安全は自分で守る

今回は本ブログのテーマと関係のないガンの話をしたいと思います。
東京都知事選に立候補した鳥越氏の目玉になる政策目標はがん検診率の引上げだそうです。氏によればこれはご自分がガンに罹った経験があるからこそやりたいそうです。二人ないし三人に一人がガンで死んでいるのだからガンの検診率を上げることは都民の健康を守るために最重要な政策だと言っています。 

氏が当選してガンの検診率を上げるために検診料の補助または無料化を行った場合、これに反対する人はほとんどいないでしょう。なぜならガンで命を落とさない最善の方法はガンを早期に発見して早期に治療するしかないと一般に固く信じられているからです。言論の自由が保障された日本において全ての政策について賛否両論があります。しかし「早期発見、早期治療」の常識になっているガン対策に反対する人はとてもわずかです。おそらく社民党の支持者よりその割合は少ないでしょう。

私が上のような常識を疑うことになったのは慶応病院の医師である近藤誠先生の著書に出会ったことがきっかけです。その著書によってはじめて私はガンの常識を否定する理論を知ることになりました。さてどちらが正しいのでしょうか?
このような場合に物事の真偽を見極めるのに私が使う常套手段があります。簡単な方法です。まず2つの仮説の違いの核心を洗い出します。次に現実に起きていることと仮説とを照らし合わせます。そしてどちらの仮説が現実に起きていることを矛盾なく説明できるかを見極めます。

2つの仮説の違いの核心はこうなります。
仮説1 常識化している仮説 
ガンには良性のものと悪性のものと2種類ある。良性は危険度が低く、悪性は危険度が高い。良性も放置することにより悪性に転化しうる。ガンは時間とともに症状が悪化する。つまり時間の経過とガンの悪化との間には線型性の関係がある(時間の経過とガン症状の悪化をX軸とY軸にとるとその関係は右肩上がりの直線になる)。だから早期発見、早期治療しなければならない(グラフの原点にできるだけ近いところで発見し治療しなければならない)。
仮説2 近藤先生の仮説
ガンには浸潤性のあるもの(転移するガン)と浸潤性のないもの(転移しないガン)と2種類ある。
浸潤性のないガンは放置していても症状は悪化しない。浸潤性のあるガンは発生からとても早い段階で転移するので転移する前の発見はほとんど不可能であり治療も不可能。従って浸潤性のあるなしに関わらずガンは放置するのが正しい。

 この2つの仮説に私は現実にあった義父のガンを照らし合わせて見ました。義父は80歳前に検診で肺がんが見つかり、手術を経て2年余の闘病生活の後亡くなりました。見つかってすぐ手術したところからすると仮説1の悪性ガンだったのでしょう。自覚症状があったのかどうか知りませんが、検診前に全然問題なく生活していたのが手術後は体力がガタッと落ちてしまいました。おそらく何にもしなければ同じ寿命であっても生活の質ははるかによかったと思います。 
 
 歌舞伎の中村勘三郎さんのケースはどなたも知っていると思います。氏は平成24年5月に健康診断で食道ガンが見つかり、手術を経て同年の12月にお亡くなりになりました。死因はガンでなく誤飲により食物が肺に入ったための炎症です。食道を切ったことが誤飲を誘発する原因になっています。氏の場合はもしガンを知らないでいれば半年で命を落とすことなど100パーセントなかったでしょう。やしきたかじんさんの場合も似ています。氏は平成24年1月人間ドックで食道ガンが見つかり手術、一時回復しましたが平成26年1月にお亡くなりになりました。死因は心不全、ガンではありません。

 2つの説の違いはガンの正体そのものです。末期ガンの患者のガンが消えたなどと時々耳にする奇跡は仮説1では説明できませんが仮説2だと矛盾なく説明ができます。もし仮説1が正しいのなら仮説2は国民を惑わす邪説です。もし国民がそれを信じて間違えた行動をとるならガンを減らすことができません。国民の健康を守る責任ある国や医療産業の立場からしたら邪説を放置することは許されない筈です。そうであるのに仮説2の間違いを科学的に指摘しない、無視しています。その理由は2つに1つでしょう。1はガンの正体そのものが科学的にまだわかっていない、2は仮説2が真実であるということ。前者の場合、仮説1を唱える巨大な勢力は善意で間違えており、後者の場合は悪意をもって間違えているということになります。
いずれにせよ仮説1を唱える巨大勢力が仮説2を放置しているという事実は仮説1が真実でないことを証明していると思います。はっきりしていることがあります。「早期発見、早期治療」は莫大な利益を医療産業にもたらしていることです。常識を信じていると彼らの餌食になりかねません。国の安全を他国任せにしてはならないように、自分の身は自分で守りましょう。
posted by woodhome at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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