2016年06月14日

舛添疑惑、出版会社社長との面談は弁護士の浅知恵か?

昨日舛添知事に対する都議会の集中審議が行われました。その模様は実況放送されました。私は舛添氏の答弁内容と同時に質問者についても興味を持って見ておりました。全てを見ていませんが自民党議員の質問が最もセンスがないように感じました。逆に日ごろ敵方と見なしている共産党議員の質問は良かったと感じました。

疑惑の中で今最も注目を集めている木更津のホテルの宿泊費の件を取り上げたいと思います。この件については先の弁護士との合同の記者会見で会議の相手は出版社の社長であるが名前は公表できない、と弁護士の口から言わせています。ならば単にこの人物の名前を聞こうとしてもはぐらかされるのに決まっています。また仮にこの人物との面談が事実であったとしてもこの人物が悪事を働いたことにはなりません。であるに自民党の鈴木議員は「その出版社の社長とは何者だ?」と聞いています。「何物だ?」とは普通の人に言う言葉ではありません。理由なく人を侮蔑しておきながら質問では肝腎なことを聞いていません。

同じ件について共産党の議員ははるかに気の利いた質問をしています。まず知事が出席者についての説明を変えているところを指摘しています。つまり政治資金流用疑惑を受けて行った5月13日の釈明会見では「事務所関係者との会議」と言っていたものを弁護士による「第三者」の事実認定後は「出版社の社長」に変えた事情を追及しています。知事の説明は「社長は非常に親しい人で事務所関係者と同然のお付き合いをしていたので事務所関係者と言ってしまった」。というものです。百歩譲って知事の説明が事実だとしましょう。しかしそれが事実であり得るのは会議の出席者が複数の場合です。つまり事務所の関係者+出版社の社長との会議であれば、事務所関係者と一括りにして言うこともあり得ます。しかし面談相手は1人と明言しています。であるなら社長を事務所関係者と説明することは100%ないです。事務所関係者はウチの人であり他社の社長はどんなに親しくてもソトの人だからです。どなたにとっても。そこを質問者にもうちょっと追及してほしかったです。しかし社長はどういう交通手段でホテルに来たのか?アポイントはどうとったのか?ホテルの領収書の宛名はいつ決めたのか?などの質問は大変鋭かったと思います。これらの質問は社長との面談が事実であれば楽々答えられるものばかりです。それが答えられないは嘘をついていると言っているも同然です。それらの質問に答えて政治家の信義に関わることは一切ないですから。

誰でもそう思われているのでしょうが、私も会議などやっていないと思います。私用の家族旅行の費用に公金を充てた純然たる違法行為だと思います。政治資金規正法では使用目的について規定がない、だから違法ではない、というのが弁護士の論法のようです。もしそれが通るなら日本は法治国家ではありません。私は少し法律を学びましたが、一番よく覚えているのは自然法です。自然法は社会規範の基本的な定めであり実際の法律ができる前にすでに存在している法です。したがって個々の法律に不備があればそれを補完できる最も高位の法だと理解しています。自然法から言えば政治資金規正法に規定があろうとなかろうと公金(人の金)を私用に流用すれば横領というれっきとした犯罪です。また犯罪にしなければ法秩序は保てません。

これは私の全くの推測ですが会議出席者の相手を替えるように助言したのは調査を依頼された弁護だろうと思います。弁護士は会議の相手として口裏合わせできる事務所関係者では弱い、と判断しました。話を補強するためには相手が第三者である必要がある。そこで知事が面識のある何人かの候補者を探しました。そしてその中からすでに故人となった人物を選びました。裁判になったときに面談したという知事の証言に反証できない人物を選んだのです。弁護士の浅知恵です。
posted by woodhome at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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