2016年09月30日

「豊洲の地下空洞問題」とはこれ不思議

9月の初めこのニュースが伝えられたとき、私は事の顛末はすぐにわかるだろうと気に留めていませんでした。ところが未だにはっきりしたことがわからずじまい、まだ聞き取りだ検証だとやっています。不思議なことです。私が不思議に思うのはなぜ盛り土が計画どおり行われなかったのかではありません。逆です。なぜ建物の下に盛り土しろという専門家会議の提言が通ったのかです。

私は建築についてど素人です。それでも建物には基礎が必要なことを知っています。家を建てるとき普通の家でも50センチ以上は掘るでしょう。石を入れ基礎のコンクリートを立てます。建物の高さが高くなればなるほど掘る深さは深くなっていきます。当たり前ですね。樹木と同じで高い木ほど深く広がりの根っこが必要だからです。また掘った土地(切土した土地)は安定しているが盛り土した土地は建物を建てるためには向いていないことは誰でも知っています。

専門家会議の提言とは盛り土をした上に建物を建てろ、です。汚染土が問題なのですから汚染土を深さ4メートル除去せよ、は合理的でしょう。そして土地のレベルを同じに維持するためにはきれいな土を盛り土しろ、もそれ以外の選択肢はありません。しかし土地のレベルを維持する必要のない建物の下も盛り土しろ、は誰がどう考えても全く合理的でありません。察するところ専門家会議は専門バカなのです。彼らは汚染土をなくして汚染土と接触する可能性をゼロにすることしか考えていないのです。建物を建てることとの関連でどうすべきかを考える能力がないのです。

「建物の下が空洞」というのも誤解の生む表現です。建物の下が空洞といわれると建物が何もない上に乗っている、不安定な建物だと連想する人がいます。そんな工事を日本の誇る大手建設会社がするはずがありません。空洞ではなくコンクリートの基礎なのです。4メートルを超える頑強な基礎です。この基礎は切土された土地の上に立っています。仮に専門家会議の提言どおりならどうなるのでしょう。盛り土した上に基礎です。それこそ数年したら建物が傾くかもしれません。

今回の問題は新築舎の下に盛り土しなかったことではないです。むしろ盛り土をせよ、という専門家会議の提言がそのまま通ってしまったこと。その提言が工法的に不適当であり公式に変更しなかったことが問題です。盛り土する前提の予算がしなかったことにより流用されているかもしれない、という問題があります。この工事を決めた人物は必ずいます。自然に建物が建つということはありません。その人物は正しい判断をしたのです。なぜ逃げ回る必要があるのでしょう。やはり浮いた予算を不適切に使ったのでしょうか?そう邪推する以外ありません。
posted by woodhome at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

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